11月にしては暖かな宵・・・
仕事帰りにふと、そんな気になった。
「歩いて帰ろう」
なんの気負いもテンションもなく、自然に足がいつもと違うルートを歩き出す。
道順をアタマで追うと、そんなに遠い距離にも思えなかったから。
おそらく新築?見覚えの無い家。ぽっかり空いた空き地。ショートカットにちょうどいい駐車場・・以前は商店だったかな?
月曜の繁華街、人影まばら、スカスカ・・な通り。目立つのは「出勤」途中のおネエさん方ばかり。
千波湖を望む陸橋までくると帰り道もほぼ半分? いつも乗ってたバスが追い越してゆく。

どこからか話し声・・土手のアスファルトに並んだ自転車。
おジャマにならんよう足早にスルー。
それにしても、千波の街明かりが見えるまでの数分の道は、幹線道路だというのにかなり暗い。
世界No2の都市公園・・なクセに、夜の散策には不向きな偕楽園公園?!
オレンジにライトアップされた好文亭。田鶴鳴橋を渡り、
ボウリング場のニギヤカな明かりを横目に千波のゆるやかに長い坂を上る。
コンビニの向かいで閑静な住宅街に道をそれると、聞こえるのは自分の足音。
塀の上でノロノロと動くネコ、センサー付きのライトが一瞬点いて何事もなかったように消える。
ほんの瞬間だけど、足もとを照らしてくれるのはありがたい。
何かが出そうな暗闇の雑木林をかすめて早足で歩く。
あの角を曲がればもう、いつもの近所の見慣れた道。
ついさっきバス停から降りてきたみたいに歩く。
いつもの景色が見えてくると、40分の散歩はフィニッシュ。
「ただいま〜」 ドアのチャイムを押す。
さあて、メシが先か、それともフロか・・・